Muninとは、ネットワーク化に対応した「リソース・モニタリングツール」です。 ServersMan@VPS に、ほぼデフォルト状態でインストールしローカルサーバーの監視を行います。(2014/04/22作成)
PublicDomainPictures / Pixabay
0.環境
$ cat /etc/redhat-release CentOS release 5.10 (Final)
※本インストールには、EPEL(エンタープライズ Linux 用の拡張パッケージ)のリポジトリを有効化にしておく必要があります。
1.Munin Master Server
1)muninインストール
※localを監視node対象にするので「munin-node」もあわせてインストールします。
$ sudo yum --enablerepo=epel install munin munin-node
2)munin画面にアクセスするためのパスワードファイル「BASIC認証」を設定します。以下はユーザーが「admin」の場合です。
$ sudo htpasswd -m /etc/munin/munin-htpasswd admin
3)munin-nodeを「START」させます。
$ sudo /etc/init.d/munin-node start
munin-node確認方法(telnet) $ telnet localhost 4949 Trying 127.0.0.1... Connected to localhost. Escape character is '^]'. # munin node at dti-vps-srv742
※munin-nodeはサーバーReboot時、自動起動するように設定します。 $ sudo /sbin/chkconfig munin-node on
4)httpdを再起動します。
$ sudo /etc/init.d/httpd configtest $ sudo /etc/init.d/httpd graceful
※munin-nodeの情報が取得されるまで「5分」位待ちます。
※その後、muninの管理画面にブラウザでアクセスできるようになります。
「http://サーバー名/munin/」
2.監視対象(node)を追加する
Munin Master Server には、監視対象(node)となるサーバーを追加できます。
ServersMan@VPSで本章にある監視対象を追加する場合は、IPアドレス部分を読み替えて下さい。
◆監視される側(IP:192.168.1.11と仮定)
$ sudo yum --enablerepo=epel install munin-node $ sudo vi /etc/munin/munin-node.conf # 55行目付近:監視接続を許可するIPアドレス (Muninサーバーが192.168.1.10の場合) allow ^192\.168\.1\.10$ $ sudo /etc/rc.d/init.d/munin-node start
※監視される側は、監視される側からPort「4949」の接続許可がされている必要があります。
◆監視する側(IP:192.168.1.10と仮定)
$ sudo vi /etc/munin/munin.conf [nodeserver] address 192.168.1.11 use_node_name yes ※masterからnode側への接続チェック方法 $ telnet 192.168.1.11 4949 Trying 192.168.1.11.. Connected to 192.168.1.11. Escape character is '^]'. # munin node at nodeserver
以上