Amazon Linux 2 EC2 インスタンスに、Linuxのスワップ(swap)領域作成します。(2018/12/16作成)
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スワップ領域とは
スワップ領域とは,仮想メモリ使用時に不必要なメモリ領域のデータを一時的に書き込んでおくファイルシステム上の領域のことです。 仮想メモリは,実際にコンピュータに搭載されているメモリだけではなく,ハードディスクなどに用意されたスワップ領域も仮想的にメモリとみなして,より大きなメモリ容量を実現する仕組みです。(出典:びぎねっと)
0.環境
$ cat /etc/os-release NAME="Amazon Linux" VERSION="2" ID="amzn" ID_LIKE="centos rhel fedora" VERSION_ID="2" PRETTY_NAME="Amazon Linux 2" ANSI_COLOR="0;33" CPE_NAME="cpe:2.3:o:amazon:amazon_linux:2" HOME_URL="https://amazonlinux.com/"
1.背景
Amazon Linux AMI のブートディスクには、デフォルトでは、スワップ領域は作成されていません。
$ free total used free shared buff/cache available Mem: 3980356 1922208 1676180 200760 381968 1631404 Swap: 0 0 0
一時的に大きなメモリーを確保するシーンでは、物理 RAMを短期的に置き換えるものとして、Linuxのスワップ領域が必要とされます。
2.手順
1)ルートファイルシステムに 4 GB のスワップファイルを作成します。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=4096 4096+0 records in 4096+0 records out 4294967296 bytes (4.3 GB) copied, 28.9844 s, 148 MB/s
2)スワップファイルの読み書きのアクセス許可を更新します。
$ sudo chmod 600 /swapfile
3)Linux スワップ領域のセットアップ
$ sudo mkswap /swapfile Setting up swapspace version 1, size = 4 GiB (4294963200 bytes) no label, UUID=81173380-8e8b-4f1e-b49a-9fc84be834b1
4)スワップ領域にスワップファイルを追加して、スワップファイルを即座に使用できるようにします。
$ sudo swapon /swapfile
5)手順が正常に完了したことを確認します。
$ swapon -s Filename Type Size Used Priority /swapfile file 4194300 7168 -2
6)/etc/fstab ファイルを編集して、起動時にスワップファイルを有効にします。
$ sudo vi /etc/fstab /swapfile swap swap defaults 0 0 # 追記
以上