2015/07/09(現地時間)、米Oracle Corporationは、OSS(オープンソース)仮想PC作成・実行ソフト「Oracle VM VirtualBox」の最新版v5.0.0をリリースしました。準仮想化(Paravirtualization)がサポートされたバージョンとなり、ゲストOSのパフォーマンス向上が期待できます。(2015/07/11作成)
準仮想化(Paravirtualization)とは
Oracle VM VirtualBox 5.0複数の物理的なサーバを統合し、リソースの最適化を目指す仮想化方式のひとつ。 準仮想化は、仮想環境で動かすことを目的に修正したOSを利用する方式。 OSがハードウェアに対して特別な命令を発する部分を、仮想マシン・ソフトウエア(仮想マシン・モニター)を呼び出すようOSを改変し、複数のOSを仮想マシン・モニター上で同時に稼動できるようにする。 Linuxのような改変可能なOSしか利用できないものの、仮想環境に最適化するため、実在する環境を完全にエミュレートする「完全仮想化」の場合と比べ、処理性能の低下を抑えられる。(出典:ICT用語辞典)
Oracle VM VirtualBox
https://www.virtualbox.org/